鉄道と旅行と日々のことがらの日記

鉄道と旅行と日々の出来事で思ったこと考えたことを書いています。

仙台市西公園内の蒸気機関車SL C60 1号機

今回は旅行ではなく、蒸気機関車について書いています。

近くにあっても、これまで全く行くことがなかった

仙台市内の西公園内にある蒸気機関車SL(C60 1)について。

 

蒸気機関車SL(C60 1号機)

仙台市内の西公園内のC60広場(ロクマルひろば)にあります。

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なんで「C60 1」という表示かというと、

C60形という型式の第1号機だからです。そのまんまですね(笑)

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重量が
機関車(空車時)が74.380トン
炭水車(空車時)が21.900トン  合計で約100トン!

大きさが

長さ21.360m、幅2.936m、高さ3.980m

写真で見ると実感がわかないと思いますが大型の蒸気機関車です。本当にでっかい。

 

後ろから見るとこの様になっています。この部分は石炭と水を積んでいた炭水車。

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石炭をボイラーで燃やし、水を沸かして蒸気を作り、蒸気の圧力で車輪を動かして走っていました。

 

 

機関車の運転台には、この蒸気機関車の歴史が刻まれています。

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1.[昭和17・日立]の銘板は、製造が昭和17年(1942年)日立製作所製であること。

2.[ボイラC59 27]の銘板は、C59の第27号機のボイラーを使っていること。

3.[日本国有鉄道 浜松工場 昭和28年改造]の銘板は昭和28年(1953年)に日本国有鉄道の浜松工場で改造されて「C60第1号機」なったこと。

 

もともとはC59形として山陽本線東海道本線などの幹線で活躍していましたが、これらの幹線が電化されたため、余剰となったC59形を他の路線で運用できるような改造を施してC60形に生まれ変わりました。

 

C60形は合計で47両あったそうですが、現存しているのはこの1号機のみです。あとは廃車となった後にすべて解体処分されてしまいました。

日本に唯一ここにしかない貴重な蒸気機関車なんですね。

 

案内板によると

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C59時代は西日本の東海道本線 米原~神戸、山陽本線 神戸~広島で活躍していました。

改造後のC60時代になると、東北本線 仙台~青森、奥羽本線 青森~秋田、常磐線 尾久~平~仙台で活躍していました。

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引退したのが昭和43年(1968年)、西公園に設置されたのが昭和44年(1969年)です。

すでに、47年の歳月をこの公園で過ごしています。

C59として製造されてから74年、活動していた期間は26年ですから、動かなくなってからの方が長いですね。

 

こちらは機関車の運転台の中。

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中央下の銀色に見えるところが石炭をボイラーに入れる投入口です。

右側には運転する機関士がいて機関車の運転を操作し、

左側には機関助士がいて手作業でボイラーに燃料となる石炭を、休みなくスコップで入れていました。さらに石炭を入れる仕事のほかにも、計器を見ながら最適な状態で走行できるように、写真に見えているいろいろなバルブを回して、ボイラーや蒸気タンクの圧力調整などを行う仕事もしていました。

熱いわ、疲れるわ、煙たいわで、とても大変な作業だったんですね。

 

形式は違いますが、C62の蒸気機関車の機関助士の働きぶりを記録した映像がありました。

これを見ると、とても大変な作業をしていたことがよくわかります。

www.youtube.com

 

さて、C60の蒸気機関車に話を戻しましょう。

とっても迫力ある立派な車輪なんです。

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C60 1が実際に走っている動画がこちらです。

www.youtube.com

この「C60 1」はきれいに塗り直されて、整備がきちんと行われています。

実は、仙台市により2014年10月14日から蒸気機関車と周辺の整備工事が行われ、2016年10月22日に再公開されたばかりなのだそうです。

このようにきれいになったのはつい最近だったのですね。

 

以前、このブログの記事で載せましたが、

鳴子峡の紅葉を見に行った帰り、「中山平温泉駅」に置かれていた

「C58-356号機」が雨風にさらされて錆びつき傷んでいた

のを見て悲しかったことを思い出しました。

 あちらはまるで墓場のようで、このC60広場にある「C60」は本当に恵まれていますね。C60 1号機は、今後もこのきれいな状況のまま大事に残してほしいと願ってます。

 

蒸気機関車が走らなくなってしまったのは残念です。でも仕方がありません。

鉄道会社の立場で考えると人手と管理に手間がかかり大変なのです。

乗客の立場で考えても煙がけむいしスピードは遅いしと現代社会には全く合いません。

東北・北海道新幹線の「はやぶさ」が、東京−仙台間を所要時間約1時間37分で駆け抜ける時代ですからね。

 

ここにただ動かない蒸気機関車をきれいに飾って置いておくというのだけでは、もったいないなあと思います。

確かに、広場にある展示板には、過去のSLの映像を見るためのQRコードがのっていて、そこからネットで「過去のC60の映像」を見ることはできますが、それだけでは不十分です。

今かなり進化しているVR(バーチャルリアルティ)技術を活用した「SL体験」ができたらもっと楽しいのですが・・・

特別にこの場所に来ると、

実際に蒸気機関車が動いている様子が迫力たっぷりに見られるようにするというのはどうでしょうか。汽笛を鳴らしてみたいなぁと思いますが、騒音だと騒がれてしまうでしょうかねぇ。

蒸気機関車を知らない若い世代には、もっともっと興味を持ってもらいたいですね。

 

 

 

そうそう、先程の鳴子峡とのつながりで、

すぐ近くに大きな鳴子こけしの記念塔が立っていました。

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こちらは相当くたびれています。

サビも目立つし、看板も何かがぶつかって折れ曲がっているし。

 せっかく蒸気機関車を者を整備したのですから、ついでにこちらもしてほしかったですね。このまま朽ち果てていくのを見るのはしのびないです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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